未来のパパへ贈る！今日から始める妊活の前準備

「妊活」は女性だけのものと思われがちですが、妊娠は夫婦二人のプロジェクトであり、男性側の体の準備と意識は成功に直結します。今、パートナーがいなくても将来、元気な赤ちゃんを迎えたいと願う男性のために、今日からできる「妊活の前準備」について、東洋医学の視点も交えてお伝えします。

I. 精子の質を守る！普段のケアが妊活になる

質の高い精子は、約70日かけて作られます。安定した精子を作るには、生活習慣の改善が必須ですが、特別なことを始める必要はありません。日頃の体の疲れを癒すことが、そのまま最高の妊活準備になります。

男性の多くが抱える首・肩のこりや腰痛は、ストレスと血流の悪さが原因です。実は、これらの不調を鍼灸で改善することは、そのまま妊活の準備につながります。

「マッサージの延長線上で体のメンテナンスをしていたら、いつの間にか妊活準備ができていた」。鍼灸は、忙しい男性にとって、このように効率よく体質改善ができる、コストパフォーマンスの非常に良い予防策です。

東洋医学で生殖機能を司る「腎（じん）」は、温かさが必要です。また、精巣は温度が上がりすぎると精子の運動率や数が低下するため、適切な温度管理が重要です。

「腎精」を消耗させない生活習慣：ストレスや睡眠不足、過労は、東洋医学でいう生命力の源「腎精（じんせい）」を激しく消耗させます。それは同時に「腎陽（エネルギー）」を失うことを意味し、「腎」の機能が衰えることになります。精子の質に影響する可能性があります。

温度管理の具体的な対策： 長時間のサウナや長風呂、電気毛布の使用は控えましょう。また、締め付けの強い下着や、ノートパソコンを膝の上に乗せて長時間作業することは、熱がこもりやすいため避けてください。

妊活を始める前に、精子の質に影響を与える男性特有の疾患について知っておくことは重要です。

精索静脈瘤は、精巣の周りの静脈に血液が逆流し、こぶ（瘤）のように腫れてしまう状態です。

発症率と重要性： 一般成人男性の約10～20%（約6人に1人）に認められる疾患ですが、特に不妊症の男性の約30～40%に見られることが知られており、男性不妊の最大の原因の一つです。（出典：泌尿器科学会関連情報など）
発症時期と症状： 血管が発達する思春期以降に発症することが多く、初期は無症状であることが多いため、気づきにくいのが特徴です。
セルフチェックのサイン： 立ち上がった際や、力を入れたときに、以下のような違和感や変化がないか確認しましょう。
- 陰嚢のだるさ、重苦しさ、鈍い痛み。
- 陰嚢の腫れ、でこぼこ、ミミズ腫れのような血管の浮き上がり。
- 陰嚢の左右差（特に左側）。
- 陰嚢が常に垂れ下がっている、または熱っぽく感じる。
早期受診の重要性： 心配な症状がある場合は、泌尿器科を受診し、検査を受けることが大切です。早期に発見し、適切な処置を行うことで、精子の質改善につながります。

男性が将来の妊娠に備えて行うべき体づくりは、精子の「量」だけでなく「質（運動率や正常形態率）」を高めることです。

当店では、特別な予防薬を飲む必要はありません。日頃の鍼灸による疲れのケアを通じて、精子の質を高める土台を築きます。

鍼灸： 首・肩・腰の不調を改善し、そのついでに骨盤周りの深部血流を改善します。これにより、精子の成長に最適な環境を整え、ストレスによる滞りや熱を解消します。

未来のパパとして、ぜひ今日からご自身の体と真剣に向き合い、最高のコンディションで妊活に臨みましょう。お気軽にご相談ください。