【メンテナンスシリーズ】とは

大切な車や道具を長く使うために定期的な点検が必要なように、私たちの体も日々の生活の中で少しずつ「ズレ」や「疲労」が蓄積していきます。

痛みが出る前の違和感、なんとなく続く内科的な不調、自律神経の乱れ……。

このシリーズでは、そんな目に見えないサインを読み解き、鍼灸と漢方のダブルアプローチで、本来の健やかなコンディションへと「調律(メンテナンス)」する方法をお伝えしていきます。


「頭がいっぱい!」マルチタスクの苦手意識と脳疲労をケアする

1. なぜか仕事が回らない…それは「脳のオーバーヒート」かもしれません

「複数の仕事を同時に頼まれるとパニックになる」「会議での発表を前に頭が真っ白になる」「常に頭に霧がかかったようなブレインフォグを感じる」……。

これらは決して努力不足ではなく、脳がオーバーヒートを起こしているサインかもしれません。

特にマルチタスクが苦手な方や、いわゆる「グレーゾーン」で人一倍脳をフル回転させている方は、無意識のうちに脳疲労が蓄積しています。

  • パニック: 緊張やストレスにより「気」が急激に逆上し、情報が多すぎて、脳の処理能力を超えてしまった状態。
  • 頭が真っ白: 緊張により血流が乱れ、脳のスイッチが一時的に切れてしまった状態。
  • ブレインフォグ: 慢性的な疲労や血流不足により、思考がぼんやりして霧の中にいるような感覚。

2. 【鍼灸の役割】体から脳へ、リラックスの信号を送る

脳が疲れているとき、体(特に首・肩・頭皮)はカチカチに緊張しています。この「体の緊張」が脳をさらに興奮させるという悪循環を、鍼灸で断ち切りましょう。

  • 脳への血流改善: 首まわりや頭部のツボを優しく刺激することで、脳への血流をスムーズにします。新鮮な酸素と栄養が届くことで、オーバーヒートした脳をクールダウンさせます。
  • 「睡眠の質」を劇的に変える: 脳疲労の最大の特効薬は睡眠です。鍼灸で自律神経を整え、深い眠りへ導くことで、脳内に蓄積した疲労物質の掃除を促します。
  • 「ガチガチ」を解いて「ゆったり」へ: 体の強張りが解けると、不思議と気持ちも落ち着き、パニックになりにくい土台が整います。

3. 【漢方の役割】状況に合わせた「脳のサプリメント」(おすすめ処方例)

漢方では、高ぶった「気」を鎮め、不足した脳のエネルギーや潤いを補うことで、マルチタスクに負けない安定した状態を作ります。

服用シーン目的・効果おすすめ処方例
【頓服】発作・緊急時パニック、頭が真っ白になる、会議前の極度の緊張、動悸や不安感をその場で鎮める。👉 感應丸氣(かんのうがんき)
【常用】脳疲労のケアブレインフォグ、集中力低下、慢性的な頭の重だるさ。脳をクールダウンさせ、思考力をサポート。👉 能活精(のうかっせい)
【常用】体質改善常時緊張を抑える、不眠、不安感。脳の興奮を鎮め、潤いを与えて精神的な土台を整える。👉 天王補心丹(てんのうほしんたん)

💡 詳しくはご相談ください:

漢方には、**「パニックになりそうな時にすぐ飲むもの」と、「毎日飲んで脳の疲れや緊張を溜めないようにするもの」**があります。

「ここぞという会議で失敗したくない」「常にソワソワして頭が休まらない」など、お客様それぞれの生活シーンや体質に合わせ、最適な組み合わせをご提案いたします。

4. まとめ:頑張りすぎる脳に、休息という選択肢を

マルチタスクへの苦手意識や緊張しやすさは、あなたの個性のひとつです。大切なのは、脳がパンクする前に正しく休ませる方法を知っておくことです。

鍼灸で「体の緊張」を解き、漢方で「脳のコンディション」を支える。このダブルアプローチで、もっと楽に、自分らしく動ける毎日を目指してみませんか?